2013年6月1日(土)「やまねひとり」@下北沢lown

下北沢lownでの「やまねひとり」に参加した。
約二カ月前の東京でのやまねひとりと同じ会場だ。
その時のライブレポはこちら

こじんまりとした空間ではあるが、
ファンタジックな感じの装飾があり
いろんな絵が壁にかかっている。
ステージまでは階段一つ分程度の段差があるだけで、
客席との距離は近い。
そのためアットホームなライブには
持ってこいだ。


マイクスタンドにはヤマネがいた。
その手には缶バッチが握られ(刺され?)ていた。


~まーさん入場~
拍手で迎えられる。
今日は赤と黒のボーダー長袖Tシャツに
白のロングスカートをお召しになっていた。
(気になるかたはまーさんのフェイスブック
いいね!やまね!しまね!をチェック!)
鎖骨が綺麗に見えていた。

今回も前回同様、前半後半の2部構成で、
MC中はパパラッチOKというサービス付き。

~前半~
やまねひとりのコンセプトは言うなれば「生ニコ生」。
というわけでまずは乾杯。
(注:lownでは入場の際に支払い(ライブの料金+1Drink)をし、
その場でドリンクを注文するシステムをとっている。
ドリンクチケットのようなものはない。)

前半はたわいもない話を挟みながら進行していく。
~天気、気候の話~
前回のlownでのやまねひとりはひどい雨だったけど
今回は梅雨の晴れ間にライブができてよかった。
明日は雨みたいで夜遅くは雨が心配だけど、
雨降ったら皆で傘に入り合おうね。
ファン仲間なんだから♪

~すぐそばのスープカレー屋さんとlownの関係について~
まーさんはスープカレーが好き。
昔下北沢に来た時からlown入っているビルの1階にある
スープカレー屋さんが気になっていたとのこと。
それでこのlownでライブすることを知ったときに
ここかと驚いたそうだ。

他にもいろいろお話されたけど、ひ・み・つ♪

1,「オトメコーヒー (original)」
ニコ生で一度披露された曲。
この曲の登場人物がオトメなの。
恋心を抱きながらも「あなたはまだ知らない」と言う女の子。
好きな人が好きなものは把握して自分も同じものを好きになってしまう女の子。
片思いこそ最高の恋愛だという言葉を
どこかできいたことあるけどそうかもしれない。
まーさんの甘い歌声を聴いてそう感じた。


2,「wonder (original)」
初めて聴く曲。なぜwonderなのかはわからない。
感じたことをまとめて一言でいうなら、「愛し合う二人の創世記」かなあ。
(いや、勘違いかも。うわぁ自分で言っておいて恥ずかしい、こっち見ないで!)
「感じたい」「我慢できない」といった言葉達が印象的。
ちょっと妄想してしまったそこのあなた!
文脈(音脈?)がちゃんとあるからね、
歌として聴くとちゃんとした音楽なんだよ!


3,「青空/THE BLUE HEARTS」
まーさんの武器の一つであるアンニュイな歌声。
これが活躍して曲の世界観を描きだしていく。
僕はこの曲を初めて聴いたが、この一回で好きになった。


4,「Xデー(original)」
まーさん曰く、「バックでバンドが鳴ってる妄想をしながら歌う曲」
これは、バンドで歌うかもフラグが立ったのか…!

Xデーとは何か?
「Xデー(エックスデー)とは、起こることは確定的であるが、
いつ起こるか予測できない重大事件が起きる日を指す俗称である。
尚、X-Dayは海外ではこのような意味では使われない。by wikipedia」

題名と曲調から考えるに破局の日のことを歌にしたのだと思われる。
相手の心変わりを嘆く女性の嫉妬心が燃え盛る。
ぐるぐると負の連鎖を引き起こす心の叫びが
繰り返される言葉として表現される。
(ああ怖い怖い。女性を敵に回さないほうが身のためだよ皆さん…)


5,「心の旅/チューリップ」
題名をきいただけではどんな曲だかわからなかったが、
演奏が始まるとああこれねとわかった。
歌詞の一部を抜粋すると
「ああ だから今夜だけは君を抱いていたい~
ああ 明日の今頃は僕は汽車のなか~」
というものだ。
歌詞だけみると悲しい感じがするが、
サビは明るく歌われるのが印象的
というようなことをまーさんはおっしゃった。
そのまーさんによってこの曲が歌われると
どこか強がって悲しさを隠しているかのように感じられた。


6,「僕にできること (original)」
一度松江で歌ったことがあるそうだが、
その時はこの曲が出来たてホヤホヤで
歌詞をしっかり覚えていなかったとのこと。
そのリベンジの意味も込めて歌うとおっしゃった。

すぐにあなたを笑顔にすることはできないけれど
つらい時に寄り添うことはできる。一緒に歩いていこうよ。
そんなメッセージが込められた曲だと感じた。
まーさんの中性的なイメージをうまく利用した歌だと感じた。
(まーさんにはどこか中性的な側面があると思う僕がそう感じただけで、
初めてまーさんの曲を聴く人はどう感じるのだろう)


7,「努力の歌プランB(詞:NHK青春リアル「努力の歌」プロジェクト」、曲:まーさん)
前半の最後でようやく聴きなじみのある曲が出てくる。
手拍子をつけて一緒に盛り上がる。

~休憩~
写真撮影タイム、お料理注文タイム。
今回はソーセージを焼いた香ばしい香りが…。

~後半~

8,「運命の人/スピッツ」
後半のはじめはYouTubeでカバーとしてアップされているこの曲。
多くの方が知っていて乗りやすいだろうというわけでの選曲だそうだ。
まーさんがもともと持っている自然な声で、
とても気持ちよく歌っているように見えた。
これはついついハモりたくなる…。


9,「週末には (original)」
まーさんの妄想曲だと思われる。
初めてではなく今までに1回か2回は聴いた気がする。
聴いたことがあると覚えていられるということは
それだけ印象に残っているということ。
なかなかロマンチック、ドラマチックなイメージが伴っている。

朝、家のチャイムがなったと思えば訪ねてきたのは彼。
どこか遠いところへ行こう。彼は言う。
突然のサプライズに驚くが、
意気揚々と出かける準備をする。
そんな夢を見て明日自分から彼に会いに行こうと考える。

とこんなイメージ。(あってるのかな…)

10,「雨雫 (original 但し、詞は例の友達による)」
ここで前半の梅雨のお話の伏線を回収。
以前も書いたが個人的に好きな曲。
ギターの重低音がこの曲にはよく合う。
今回の演奏では、後半で三連符というかダッダッダッと
ギターをかき鳴らすところにぐっときた。


11,「Raining/Cocco」
初めて聴いた。
まーさんワールドに連れて行かれた。
この曲本当に好きなんだろうなと感じさせる歌唱。
いい曲に出会わせてもらえた。
街中でたまたまきくとか、CMで流れるとか
曲との出会い方はいろいろあるけど、
まーさんのカバーによって出会えるのはとても贅沢だと感じた。


12,「P.S. (original)」
今回のライブで一番印象に残った曲はこれ。
口ずさんで帰った。
前回のやまねひとりでも拝聴したが、
やっぱりこの曲好きだなあ。
サビではギターが一緒に歌っているかのように
音色が揃い、美しいハーモニーを奏でるし、
後半部の転調もいい仕事をしている。
ハモリたい衝動に駆られる一曲。


13,「おやすみnight (original)」
まーさんライブの中では終わりが近づいてきたよ
という合図となりつつある一曲だと思う。
(アルバムでも終盤に収録されている)
lownのような小さい箱での、生の声に近い音による
おやすみnightはとても優しく感じられる。
すぐそばで語りかけられているような感覚があるからだろうか。


14,「明日があるさ/坂本九」
サビの「あしたがある、あしたがある、あしたがあるさ」の部分は合唱した。
こういうことができるのも「やまねひとり」の良さだと思う。
僕らのモットーは歌ってハッピーだもの。

そして退場。
→まーさんお手洗いへ(人間だもの)
アンコール希望の手拍子どうするんだろうと戸惑った(笑)
急かしたせいで、ゆっくり用を足せないのもよくないし…。
結局、お手洗いから出てきたまーさんを拍手で迎えた。
お手洗いから出てきたら拍手されるという経験は
しようと思ってもなかなかできないと思うw

~アンコール~

15,「へなへなん (original)」
歌い足りないということでいいのかな?とまーさん。
イエスと僕らは返す。
季節の移り変わりで気温差が激しかったりするので
体調には気をつけてねというような有難いお言葉を頂戴する。
ということでへなへなん。
今回はいいね、しもきた、らうん、やまね、うたって、はっぴー等を合唱した。
明日があるさで喉が温まったこともあり、
声が皆よく出ていたと思う。


<まとめ>
まーさん自身がツイッターで発言しているように、
ドSな「攻め」のセットリストだった。
でも、聴くほうは決して「受け」ばかりではない。
まーさんとの距離は近いから、表情や身体の動きが伝わるし
終演後に言葉で伝えることができる。
(実際は短時間でいろいろ話すのは難しいが…。
ブログでのコメントやツイッターという文明の利器もある。)
いろんなコンセプトでライブを企画されているが、
それぞれに良さがある。
そんなことを改めて感じた。
この「やまねひとり」は距離が近くアットホームな雰囲気だけど
セットリストが刺激的で飽きることのない不思議な場だ。
これからもまーさんの新しい魅力を見出すべく
参加していきたい。